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大王わさび農場 本わさび丼 [風景など]

 今日は安曇野市穂高の大王わさび農場を訪ねる。
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 1917年開園と90年以上の歴史を誇っており定番の観光スポットとなっている。
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 もちろん御目当はわさびソースかつ丼。自分の知る限り、ここと宮田村のレストランときわ(閉店)にも同様のメニューがあった。
 鼻息荒く乗り込んでみたが、残念ながら売り切れ。
 気を取り直して第二候補の本わさび丼を摂取することとした。混んではいたが10分程で登場。
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 御飯は1合弱程度、刻んだ山葵の茎が混ぜ込まれている。御飯の上には削り節が載っている。
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 付属の本山葵を摺り卸す。のの字を描くように卸すと粘りが出て香り、辛味が増す。鮫皮の卸器なら尚良かった。
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 山葵を醤油で溶き御飯にかけるのだが、撮影用に山葵のみ載っけてある。一気に混ぜて喰べ、鼻にツーンと来る刺激と香りを楽しむ。
 次は是非、わさびソースかつ丼を試そう。

 ついでにわさびコロッケ丼。
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 コロッケはジャガイモベースで中に山葵の茎の刻んだものが入っている。外のスナック売り場で単品でも購入可能。丼はコロッケの上に卸した山葵が載っているがそんなに辛くない。
 わさびそば。
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  麺に山葵が練りこまれており緑色をしている。これもそんなに辛くない。

店舗情報
住所: 長野県安曇野市穂高1692(カーナビには3640と入力)
TEL: 0263-82-2118
営業時間:8:30~17:30
定休日:年中無休
店のホームページ
http://www.daiowasabi.co.jp/

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※
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みや川 本日の定食(ハムエッグ & さんま) [風景など]

 今日の夕喰はみや川。大河の如く滔々と進み行くみや川プロジェクトの一項目。
 ブラッと立ち寄りホワイトボードを見ると本日の定喰はハムエッグ & さんま とある。
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 遂に秋刀魚の塩焼きの日に巡り合えた。前回の雪辱を果たすべく注文(670円なり、2011年4月現在)する。
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 10分程待っていると完成。キッチンより皿を強奪し今日は完勝。
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 今年は秋刀魚が比較的安価に出回っており型も大型で良い。
 この定喰に使用されているものも十分なサイズだ。
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 レモンを振り絞っていただく。塩味も適度についており醤油等の追加は必要ない。付け合せはひじきの煮物。
 秋刀魚の腸のほろ苦さを楽しむ。

 もう一つの相方はハムエッグ。以前に紹介済み。
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 ハムと卵を2個ずつ使用している。
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 山盛りキャベツとポテトマカロニサラダが添えられている。
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 秋刀魚を先に摂取し、ハムエッグを御飯の上に移す。醤油と七味唐辛子を振りかけ簡易ハムエッグ丼にしていただく。

 レギュラーメニューはあと1-2品へと迫れた。この他に裏メニュー数品の存在を確認しているがみや川プロジェクトも大詰めを迎えつつあるなぁ。

店舗情報
住所:長野県伊那市中央区中央5242-13
TEL: 0265-72-7451
営業時間: 12:00~14:00, 18:00~21:00
定休日: 火曜日、(月曜日も休みの事多し)

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※
タグ:伊那市
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チョコレート展を見に行こう(後編) [風景など]

 上野公園内国立科学博物館で開催されているチョコレート展。
 題材から予想される如く女性客が多い。他にはアベックがちらほら。
 オッサン(もとへ、ナイスミドル)のような男性一人客は浮いてしまうかと思ったがそうでもなかった。
 意外と男性の一人客が居る。
 幾つかのエリアを過ぎ、実際のチョコレート製造過程に付いて学ぶコーナーへ至った。
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 「チョコレート工場へようこそ!」、ここは体験コーナーを兼ねており、実際に材料になった気分を味わえるように趣向が凝らされている。
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 カカオ豆と異物を分けた後に、カカオ豆を粉砕する。
 必要なのは実の部分(カカオニブ)、外皮は使用しないため選り分ける必要がある。
 このため風を当てて外皮を飛ばす。これを風選(ウィノーイング)と言う。
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 装置に入ると風が吹いてくる。扇風機で言うと中位の風で平成生まれの感性で表現するとOh!モーレツにはならないのでスカートでも大丈夫だ。
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 お次は焙灼(ロースティング)。
 装置の中は当然暖かい。あ~~極楽、極楽。
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 お次は磨砕(グラインディング)体験。スポンジ製のローラーの間を摩り抜ける。
 オッサン(もとへ、ナイスミドル)は途中で引っかかる可能性が高くレスキュー隊出動要請の危険を感じたが無事通り抜けることができた。場内から一斉に喚声と拍手が.......あがるわけはない。
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 圧搾(プレッシング)。絞って油を取り出す行程。
 これは切実に実体験を望む声が多いのではなかろうか。
 BUTTER PRESSボタンを押すと下のモニターの中で巨大なカカオバターのプレートが排出される。
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 マンホールの蓋くらいある。でけぇ!!
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 微粒化(リファイニング)は前に立ってみよう、とあるが何が起こっているか今ひとつ不明。
 前の女性客も?????の様子で次のコーナーに移っていった。
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 精錬(コンチング)は機械がチョコレートを練っているところを見る。
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 何となく機械が動いて何か作業をしているのを見るのは楽しいね。
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 調温(テンパリング)、これはチョコレートの口当たりや溶け易さなどを調整する重要な過程でショコラティエの腕の見せ所だ。
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 幾つかの特定の温度を行き来することで結晶の構造が変化する。
 I型~VI型まである結晶のうちV型が一番美味となるそうで今回の体験では50℃→25℃→30℃を経てV型に辿り着く。
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 これ以降は冷却、型抜き、包装、出荷前に3-4週程度の熟成を経て店頭に並ぶ。
 これでオッサン(もとへ、ナイスミドル)も無事にチョコレートになることができましたよ。
 でも毒入りですぜ、エヘヘ......。
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 チョコレートの包装を模した記念撮影コーナーがあり、皆思い思いのポーズで写真を撮る。
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 単身での参加でも客同士で声を掛け合って和気藹々と撮影可能。
 自分の写真を使ったチョコレートパッケージ作成サービスがあると告知されているためか極めポーズで撮っている人が何組かいた。
 観光地や遊園地なんかで何か写真を撮られて出口に来ると写真がもうできていて欲しければ購入できるサービスありますよね。
 あの方式かと思っていたら実は全然違うのですよ。
 ここは単に記念撮影のみ。気を付けましょう。
 極めポーズの無駄遣いですよ。
 
 いよいよチョコレート展も最終フェーズへ。
 ショコラティエの粋を凝らした作品に暫し魅入った後はクライマックスのピエスモンテ(Pièce montée)鑑賞。
 ピエスモンテはチョコレート、飴など全て喰品で作られた観賞用の作品を指す。
 大きい物だと数mに達する作品もあるそうだ。
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 上野らしくパンダ。トントンとフェイフェイ。1歳位の猪程度の大きさ....というか中型犬位。
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 ハチ公像。こちらはチョコレートの色合を生かした仕上げ。
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 トリケラトプスは爬虫類らしい皮膚の質感までリアルに再現。
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 ティラノザウルスもリアルだ。最近恐竜の解釈も変わってきていて毛が生えていたりカラフルな体色だった可能性が示唆されてきている。
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 背中の体毛がまた精巧に表現されているね。
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 古生代の海は力作。ちょっとグロテスクだが......。
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 アンモナイト一つくらいならバリバリと丸毎喰べてみたい。

 小一時間の見学時間だったが思っていたより楽しめた。
 この後は物販コーナーもしっかり攻めねば。


 
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秦国風咖喱 メーヤウ 桐店 カリーバイキング [風景など]

 松本の本社でプレゼンテーションをせよとの厳命が下る。
 前日まで現実逃避していたが、さすがに参加しないわけには行かないので前日に突貫作業で何とか資料を作成。そのまま松本に乗り込む。
 幸い滞り無く発表を終えた。終わったら腹が減ってきた。
 会議自体はまだ続いていたが昼喰の出るセッションまではちょっと間がある。
 久し振りにどこかで昼喰をいただきましょう。
 朝飯前ならぬ昼飯前の喰事ですな。
 オッサン(もとへ、ナイスミドル)は信州大学の出で教養部は松本で過ごした。
 当時の信大生がキャンパス周辺で行く店といえば食事処 和(かのう)やさくら食堂で定喰、ど根性ラーメンや万両、分福でラーメンと餃子、源太で山賊焼き、そして今回紹介するメーヤウでカレーあたりが定番だった。
 晴れてますしカレー日和ということでメーヤウに行って見ましょうか。
 メーヤウは早稲田が発祥の店で店名はタイの町名に因んでいる。
 エスニックカレーを売りにしており、松本市には一時数店舗が存在していたが今は信大前店とすぐ近くの桐店が営業を続けている。
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 今回は桐店をチョイス。コマツプラザという飲食店長屋の一角に店舗がある。
 こちらは駐車場完備、更にカレービュッフェというかバイキングスタイルでの提供でいろいろ楽しむのに向いている。
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 午前11時30分丁度位に店に着いた。
 扉にはまだ準備中の札が掛かっていたのだが既に先客数名。
 どこからかバーチャンが現れて準備中の札掛かったままだよーと言って勝手に札をはずして店内に持ち込んでいた。
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 基本的に桐店はバイキングなので席だけ決めたらそのまま皿を持って盛りに行く。
 因みにカレーのみだと1260円なり(2012年10月現在)、ドリンクバーの利用には別途315円(同)が必要。
御得なドリンクバーとのセット(1360円なり、同)とトムヤムスープとのセット(1500円なり、同)もあるのでトムヤムスープとのセットにしてみた。
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 この日のカレーは全8種類、辛いのが苦手な人のためのエスケープメニューとしてハッシュドビーフが用意されていた。
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 辛さは★印で併記されているが、あまり当てにならないような気もする。
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 先ずはご飯を盛る。基本はこのようにクロスを皿の上に描くクロス盛り推奨。
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 カレー同士が交じり合うのを防ぐ盛り付けだ。ちょっと盛り過ぎてしまった......。
 もうちょっと畝を細くした方が良いね。
 久し振りのメーヤウでちょっと学生気分が入りすぎてしまったかも。
 カントリーカリー(タイ、★★★★)、グリーンカリー(タイ、★★)、レッドカリー(タイ、★★★)、チキンカリー(インド,
★★★★★)、頂部にはドライカリー(タイ、★★)を華麗(←カレーだけに)に盛り上げる。

 右上から時計回りにカリーを解説していこう。
 カントリーカリーは丸の茹で卵、ミックスベジタブル、ジャガイモ、筍がメインの具材でちょっと辛目。
 (注:平素CoCo壱番屋では2辛をオーダー、とび辛スパイスをかけまくる味覚による評価です)
 グリーンカリーはココナツミルクが効いた爽やかな辛さで筍、パプリカ、鶏肉とオーソドックスな具の構成。
 チキンカリーは丸の腿肉が使われている。スパイシーでタイのココナツミルクの入ったカレーとの対比を楽しむ。
 このチキンカリーには苦い想い出がある。
 当時もバイキングスタイルでの提供だったのだが時間帯によっては具が全て簒奪されており液体部分のみしか無い時が多々あった。
 腹ペコの大学生は一縷の望みをかけてレードルでシンクの底を丹念に攫う。
 カツンと小さく音が聞こえ、手に鈍い衝撃が伝わる。
 嗚呼、神は我を見捨てず、正義は勝つ!!!!!
 悦びに打ち震えながら慎重にレードルを引き上げると.......チキンの骨だけやん...........身は何処よ、一体。
 このような哀しい体験を経つつ今日がある。
 今回は雪辱を果たせ丸毎腿肉を入手できたのも日頃の行いが良いからだろう、きっと。
 レッドカリーは筍、鶏肉がメインの具材。確か大根の千六本入りがウリだったような気もするが一気に摂取してしまったので確認しそびれた。
 自分の認識では一般的にレッドカリー < グリーンカリーの辛さだったと思うが、ここでは辛さの表示が逆転している。
 ドライカリーは鶏挽肉の唐辛子炒めでどちらかというとトッピング的な感じ。これだけを御飯に載せていただくのはちょっとつらそうだ。
 ガヒッガヒッとカレーを喰い散らかしているとトムヤムスープが来た。
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 素焼きのポットに入れられたスープは500 cc以上のボリュームがある。
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 具を確認すると海老、浅蜊、烏賊、ブナシメジ。ハーブはバイマックルー(コブミカンの葉)、レモングラス、カー(生姜の一種)が確認できた。
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 海鮮出汁が出ていて味わい深い。
 ちょっと辛目なのでカレーとの組み合わせを熟慮してオーダーしよう。
 予想外のトムヤムスープのボリュームに一気に満腹感が押し寄せてきたが、2回目の出撃。
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 今度はポークカリー(インド、★★★)、マッサマンカリー(タイ、★)、パンプキンカリー(タイ、★★)、ハッシュドビーフ(日本)をチョイス。
 クロス盛り2回は流石に多過ぎなのでポークカリーに入っていた茹で卵を中央に配置しそこから四方に御飯の堰が伸びるようにした。
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 ポークカリーは豚三枚肉の塊が贅沢に使用されている。★三つの割にはそんなに辛くない。
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 マッサマンカリーはイスラム料理がベースになっているカレーだ。
 タイと云うよりマレーシアで広く喰べられているカレーでココナッツミルクに加えピーナッツが沢山使用されている。
 ジャガイモと鶏肉が加えられていた。
 カレーメニューでは一番マイルドな辛さだが具の取り合わせの妙もあって激辛好きでも楽しめると思う。
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 カウンターにある酢や唐辛子漬けを適宜使うとまた味わいが変わって御勧めだ。
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 パンプキンカカリーは★2つだが南瓜の甘味が際立ったカレーだ。今回のカレーの中ではこれが一番気に入った。ただこれだけで一皿にしてしまうと飽きてしまうかも知れない。
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 ハッシュドビーフは牛肉とマッシュルーム、玉葱のオーソドックな味わい。
 開店直後から途切れることが無く御客が入ってくる。
 皿上を見るとクロス盛りをする人、好きなカレーだけ1種類のみ盛る人など楽しみ方は人それぞれだ。
 かなり満腹になりつつ店を後にする。
 あー、しまった。この後昼l喰付きの会議だったっけ? 

店舗情報
住所: 長野県松本市桐1-2-35 小松プラザ1F
TEL: 0265-33-6504
営業時間:11:30~21:00
定休日: 水曜日
店のホームページ

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※
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チョコレート展を見に行こう(前編) [風景など]

 2012年は上野が熱い。
 2012年11月現時点で上野の森美術館で絶賛開催中のKINGTUTツタンカーメン展~黄金の秘宝と少年王の真実~の他にも終わってしまったがフェルメールの真珠の首飾りの少女が鑑賞できる国立西洋美術館のベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年も話題を呼んだ。
 この11月からは国立科学博物館でチョコレート展が開催されている。
 職場の女性達もこれには行ってみたいと局所的に興味の中心となっているイベントで某日に行って来ました。
 ツタンカーメン展は連日大盛況で整理券制による入館制限を敷いている。
 10月中の平日に一度行ってみたのだが、上野駅には次から次へとバスが乗り付け大量の乗客を吐き出して去って行く。
 午前11時頃の現地着で整理券の入場時間が13時30分以降と告げられその後の予定があったので観覧を断念した。
 物販は入場しなくても購入可だったのでしっかり物欲は満たすことができた。
 今回は雨降りの日の再訪問。さすがに人手は少ない。
 同様に午前11時頃の現着だったが12時30分からの入場整理券を入手できた。
 待ち時間を利用して国立科学博物館へチョコレート展を見に行くことにした。
 因みにツタンカーメン展は夕方移行は比較的空いてくる。
 チョコレート展は午後混む傾向があるとのことだ。
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 ブヨブヨと上野公園内を移動していくとチョコレート展の呼び込みをしている。
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 D-51の脇を抜けて進む
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 幸い行列も無く直ぐに入場できた。
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 入場券もちょっと取って置きたいデザイン。
 平均観覧時間は1時間位だそうで待ち時間を有効に使えそうだ。 入り口に到達するとチョコレートの香りが立ち込めている。如何にも関西系のオッサン(非ナイスミドル)が受付嬢にチョコ喰べ放題なん?、そやろ。等と無茶を云って困らせている。
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 入り口脇にはチョコレートで出来た蒸気機関車と鯨が飾られている。
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 どちらも精巧な造りで暫し魅入る。
 会場内は撮影可能なエリアが多く、撮り応えのある被写体が多数あるようなので期待が高まるね。

 最初のエリアはカカオについて学ぶ。
 中に入るとチョコレート臭が和らぐ。鼻が慣れて麻痺したのか、入り口のみの演出だったのかは不明。
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 カカオの木の模型展示があるが生っているところは初めてみた。
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 カカオ豆の莢は存外と大きく、コーティングされたものを触ることのできるコーナーが用意されていた。
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 カカオは産地によって形態やサイズがかなり異なる。
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 次のエリアにはマヤ文明やアステカ文明でチョコレートを入れていた容器が展示されていた。
 御存知の方も多かろうがこれらの文明では飲み物として摂取されており、砂糖を入れて御菓子にしたのはヨーロッパ人だ。
 ここは撮影禁止のエリア。
  お次は前田商店が提供したヨーロッパのチョコレートカップ、チョコレートポットのコレクション。
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 ティーカップの様な装飾を施した芸術品が展示されている。
 女性客に人気の展示でオバサマ達が綺麗だわーを連呼していた。
 お次のエリアは日本のチョコレートの歴史を学ぶ。ここは撮影禁止エリア。
 明治製菓、グリコ、森永製菓、ロッテ等のチョコレートの歴代パッケージと懐かしいコマーシャルが流されていた。
 ちょっと長くなりそうなので記事を分割します。以降は後編へ。
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グランドプリンスホテル新高輪 Marmolada モーニングビュッフェ [風景など]

 ここのところ出張等が続き微妙に忙しい。
 東京に出張の命を受け会議後に一泊。
 ちっくと贅沢してグランドプリンスホテル新高輪で朝御飯をいただく。
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 地下1FのMarmoladaにブヨブヨと向かう。
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 先ずは飲み物を捕獲。グレープフルーツジュースがあれば必ずそれを飲む。
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 この他にオレンジ、林檎、野菜キャロット、黒酢林檎酢、牛乳、トマトジュース。
 黒酢林檎酢も後で飲んでみたがまろやかで飲みやすかった。
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 厚焼き卵(甘いタイプ)、小松菜と油揚げのお浸し。奥は薇の煮付け。
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 トマトスープと飯の友たち。鰹梅、刻み沢庵、高菜、昆布の佃煮。
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 フライドポテト、和喰の方は納豆、鮭と鯖の焼き物。
 左上の蒸篭はハム、キャベツ、もやしの蒸し物、横にはブロッコリーとカリフラワーの茹でたやつ。
 ウインナーとベーコンの類も好きなので捕獲するが、しっとりとカリカリの2種類が用意されているところが多いが残念ながら今回はカリカリタイプのベーコンは見当たらず。
 しっとりタイプのベーコンを確保。
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 スクランブルエッグはかなりトロトロ。
 お隣のパンケーキは蜂蜜かメープルシロップでいただく。
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 サラダもちゃんと摂取せねばならぬ。
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 御粥と筑前煮。奥にフレンチトーストが見える。
 因みにオッサン(もとへ、ナイスミドル)は御粥は全然駄目。喰感が全く受け入れられない。
 病気で入院するようなことがあればハンガーストライキせざるを得ない。
 普通の御飯と味噌汁をチョイス。
 目玉焼きのコーナー。
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 良く見ると、ターンオーバー(両面焼)、サニーサイドアップ(片面焼)、半熟蒸し(片面焼で黄身の表面に少し火を通してある)と焼加減の異なるものが用意されて芸が細かい。
 塩、胡椒、トマトケチャップ、醤油が用意されている。
 家では胡椒、醤油のパターンが多いがトマトケチャップも美味しいね。
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 卵喰べ過ぎの気もするがホテルの朝喰ではオムレツが定番。目の前で作ってくれるし。
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 中身はハムとチーズでオーダー。
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 フルーツコーナーとヨーグルトのコーナー。
 ヨーグルトも忘れずに摂取。ブルーベリージャムをかけていただく。
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 パンの類も試したいが結構お腹いっぱい。クロワッサンのみ摘んでみた。
 クロワッサンはそのホテルのパン部門の実力を図るのにかかせない。
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 シリアルも嫌いでは無いが、最近牛乳を飲むと直ぐに体が反応するので割愛。
 ヨーグルトをかけるという手もあるが御粥のようにグチャッとした喰感になりそうだし....
 最後は珈琲で〆。
 出掛けにこんなのを見つけた。
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 ハーブティーのシリーズのようだがBeauty Barとある。
 オッサン(もとへ、ナイスミドル)も美を追求した方が良かったかも知れないが、結構喰べたしね。
 大人しく撤収。
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みや川 本日の定食(ヒレカツ & さばの塩焼) [風景など]

 今日の夕喰はみや川。
 みや川プロジェクトの一項目。
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 本日の定喰はヒレカツ & さばの塩焼。ヒレカツ定喰は紹介済みだが、本日の定喰としては未経験。折角なので比較してみようということで注文(670円なり、2011年4月現在)する。
 夜の部遅目の訪問のため自分の他には客が1組のみ。思ったより早く料理が揃い10分程で喰事にありつけた。本日は完勝。
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 ヒレカツは3枚載せられている。
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 付け合せはポテトマカロニサラダと山盛りのキャベツ。
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 カツはレギュラーメニューの半分位の厚さだが御得感は十分ある。
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 鯖の塩焼は今回は半身を使用。
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 塩味が効いていた。付け合せは切り干し大根と春雨の煮物。昆布の佃煮。
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 ロースと違ってヒレカツは脂が少ないためか全体的には喰べ易い構成(あくまでも自分基準)だった。焼き魚が喰べられる機会はいいねぇ。
 
店舗情報
住所:長野県伊那市中央区中央5242-13
TEL: 0265-72-7451
営業時間: 12:00~14:00, 18:00~21:00
定休日: 火曜日、(月曜日も休みの事多し)

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※
タグ:伊那市
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仮面ライダー伊那に現る!!(改造人間哀歌 観覧) [風景など]

 いつもながらちっくと長いぜよ、かなりマニアックな内容です。お好きな方はどうぞ。

 世界制服を企む悪の結社ショッカーの魔の手が長野県伊那市にもいつの間にか伸びて来ていた。  ショッカーの技術の粋を集めて造られた最強、最悪の改造人間「豚嫁魔神」が今日も哀れな小動物を蹂躙する。  為す術も無く逃げ惑う小動物。  豚嫁魔神の毒牙に捕らえられんとしたその時、  「待てぇぇぇぇぇっっっい!!!」  どこからか響き渡る大音声。  ハッと声の発せられた方角を見る豚嫁魔神と小動物。  ビルの屋上にすっくと立つ一人の男、腰には鈍い光を放つ風車の付いたベルトが.........

 妄想全開(←しかもひどくなってきている)のスタートに読者諸氏の呆れ顔が目に浮かぶようだが暫しお付き合い願いたい。

 事の発端はJR飯田線伊那市駅前のいなっせで開催されたとあるイベントに出席したことだ。
 巧妙にサボりつつロビーでブヨブヨしていたらこのポスターを見かけた。
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 何か見たことのあるようなキャラクターと凛々しい初老の男性が中央で構えを取っている。
 ん?ん?んんん?
 タイトルは改造人間哀歌 CYBORG ELEGY THE MOVIE 曼珠沙華の詩。

 男性に見覚えのある方、正解。
 2011年に40周年を迎えた仮面ライダーシリーズ。
 仮面ライダー2号 一文字隼人 役を演じた佐々木剛 氏その人である。

 予定を検分すると全国行脚の一環として伊那公演があるではないかっ!!
 早速申し込んでその日を楽しみに待つ。
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 ちょっとこの作品の背景について触れておこう。
 佐々木剛 氏は一文字隼人として一世を風靡した後も活躍されていたが1982年(34歳時)に大きな火傷を負い、徐々に活動の場を狭めざるを得なくなってしまった。
 一時ホームレスの境遇すら味わったが友人の石橋正次 氏らの助力を受けて1991年(44歳時)より舞台を中心に復活、火傷に対する皮膚移植も受けて精力的に活動を再開されている。
 さて、この改造人間哀歌 CYBORG ELEGY THE MOVIE 曼珠沙華の詩( 以下:改造人間哀歌)だが、元々は舞台劇として企画された。
 佐々木剛 氏の強い希望で○文字○人のその後を描いた内容となっているが、諸事情で仮面ライダー及び一文字隼人のクレジットは使用されていない。
 佐々木剛 氏の人生経験、人生観と云うか人間観を踏まえて劇作家 篠原明夫 氏による脚本が構築されており、娯楽性のみならずメッセージ性を強く押し出した内容になっている。
 先ずは舞台で好評を博し、ドラマパートは舞台上で実演、アクションシーンを別撮りして劇中に上映する形式で上演されていた。
 形態を進化させドラマ部分も含め一つの映画としてパッケージング、全国で上演会を行おうとしていた矢先に2011年3月の大震災が起こった。
 一時は巡演が危ぶまれたが、関係各位の熱意で企画の再立ち上げが行われた。
 そして時勢を鑑み地震の際に安全性の高い(上から照明機材等が落ちてこない)会場を厳選して公演が実現する運びとなった。
 伊那市の場合いなっせ6Fのホールがこの条件に該当し2012年6月10日に上演が行われたのである。
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 伊那は全国行脚の第一弾とのことで去る2012年4月14日惜しくも亡くなられた仮面ライダーストロンガー 城茂 役の荒木茂 氏の遺品展も併設された。
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 開演時間となり篠原明夫 氏の挨拶が終わるといよいよ改造人間哀歌の上映スタート。
 上述の様に仮面ラ○ダーとか、シ○○カーとか、○文字○人などの単語は出てこないのだが、老年に達した一文字隼人の姿を彷彿とさせるストーリー、演出が為されていた。
 
 粗筋を概説すると、改造された男(○文字○人)はあの組織(シ○○カー)の送り込む改造人間達との死闘を潜り抜け遂にあの組織を壊滅させることができた。
 それから30年余を経て世の中は一見平和に満ち溢れているかの様に見えたが、滅びた筈のあの組織が再び蠢き出していた。
 自○隊の特殊部隊が制圧のために派遣されるが敵怪人の脅威のパワーに隊長を除いて敢え無く全滅してしまう。
 人類滅亡の危機に際し隊長はあの男に助力を請おうとする。
 だが、やっと探し当てたあの男は闘いへの復帰を拒絶するのだった。
 立場が変われば正義の意味も変わる、自分の闘いが果たして正義だったのか。
 自らが倒してきた改造人間達も元はといえば人間であり、脳改造を運良く免れた自分と一歩間違えれば立場が逆転していたかも知れない。
 軋む体を抱えつつ苦悩してきたあの男だが、避けられない最後の闘いが身近に迫る。
 長く苦しい闘いを経てあの男が出す答えとは........。

 上映時間は1時間強だが、仮面ライダー、特に昭和のライダー達に思い入れの深い方々は是非一見を御勧めしたい。
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 上映が終わるとトークショーがスタート。監督及び自○隊特殊部隊部隊長を演じた目黒圭一 氏、篠原明夫 氏、佐々木剛 氏が拍手に迎えられ壇上に上がる。
 *トークショー中の撮影は許可をいただいております*
 撮影時の苦労や仮面ライダーのスーツにまつわるあれこれについてファンなら是非とも聞きたいエピソードが披露された。
 トークショー後半は質問コーナー。
 参加者からマニアックな宇宙鉄人キョーダインに関する質問が出た。
 因みに佐々木氏は主役(?)の一人グランゼル(人間態というかモデルの葉山竜治 役)を演じている。但し御本人によると殆どスタジオ撮影でしかもバストアップの場面だけでしょ、良く覚えてないんだよね、との由。
 宇宙鉄人キョーダインを御覧になったことのある方は周知の事だろうが、放映当初はスカイゼルとグランゼルの2ロボットが登場していた。
 この作品も仮面ライダーと同じ故 石ノ森章太郎 氏の作品なのだが変身ヒーロー物ではなく、2ロボットは主人公 葉山健治 の二人の兄 譲治、竜治をモデルに作成されたことになっている。つまり変身せずロボットが出てくるのが初期のスタイルだった。
 ところが途中からロボットの顔が割れて俳優さんの顔が現れた(←この辺りのことを佐々木氏が語っていると思われます)と思ったら、俳優さんの姿を採るサイバグラフィー(精神体の実体化)がロボット本体と合体する擬似変身物へと変遷を遂げる驚愕の展開を見せた。
 ちょっと脱線するが、2012年放送の仮面ライダーフォーゼはそのビジュアルが公開された時に宇宙鉄人キョーダインの主役(?)の一人スカイゼルに似ていると話題になってましたね。
 自分も幾つか質問させて貰えた。
 仮面ライダー第14話の一文字隼人の初登場回及び初変身シーン。本放送では「お見せしよう」と言ってから変身の構えをしかけるのだが何故か一旦手を下ろして変身ベルトを露出させる。そして何事も無かったかのように記念すべき初変身!!。
 Wikipediaの記事を見ると佐々木氏が照れてなかなか変身シーンが上手く撮影できず幾つかのテイクを編集して使用したとある。
 もしかしてベルトを出す所作を最初忘れてたんでしょうか?とズバリ聞くとやはりそうだと。
 人気番組となりつつあったが低予算での製作は変わらなかったそうで、フィルム勿体無いしね、とのことであのような状態になったそうだ。
 もう一つ、漫画家 村枝賢一 氏の手による仮面ライダーSPIRITSに関する質問。
 仮面ライダーSPIRITSは講談社のマガジン系で2001年から連載されている仮面ライダーZXまでの時間軸に添った謂わばAfter Storyである。
 この作品は仮面ライダー達は自分たちの宿敵を壊滅させた後も世界各地で人知れず闘い続けていたという設定で始まる。
 村枝賢一 氏の熱い気迫が込められた渾身の一作で仮面ライダーに対する深い造詣と尽きぬ愛情が感じられる。
 勿論佐々木氏もこの作品については承知している(というか村枝氏は律儀な性格なそうで、作品内容で重要な部分は一々事前に許諾を得てくるそうだ)。
 改造人間哀歌のネタバレになってしまうので詳しくは書かないが仮面ライダーSPIRITSに登場する一文字隼人と改造人間哀歌のあの男の思想や生き方について聞いてみた。
 改造人間哀歌のあの男は仮面ライダーSPIRITSよりもっともっと後の一文字隼人の姿であって(佐々木剛 氏が)一文字隼人という男がこうあって欲しい、こう生きて欲しいという姿を作品化したとのことでお互いに相反するものでは無いとの答えだった。
 
 荒木茂 氏が以前行ったチャリティーイベント用に作成された荒木茂 氏の肉声によるオープニングの挨拶が追悼として流され、最後は佐々木剛 氏の変身シークエンス実演でイベントが一旦終了した。
Rider31.jpeg
Rider30.jpeg
 時間も押してきたので全員で集合写真を撮影し会場を変えて佐々木剛 氏を囲む会へと移ることになった。
(照明の関係で写真が露出オーバーになっていますが囲む会では佐々木剛 氏の近影が拝めますよ。)
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雑感 [風景など]

 2011年3月11日からちょうど1年たちました。
 震災後の2-3ヶ月は長く感じましたが最近は時の流れが元に戻ったのかあっという間に今日になりました。
 長野県は北部の栄村に別口の地震があり、結構な被害がありましたが、自分の暮らす南部には直接的な被害は殆どありませんでした。
 間接的な余波としては震災後1ヶ月ほどスーパーマーケットで納豆やペットボトルの水、カップラーメンなどの棚が品薄になっていたことが印象的です。
 今でもこれらの棚を見て商品が積まれていると一抹の安心を感じたりします。
 長野県南信で被災者の受け入れを行っていた縁か、江戸時代に遡る保科正之公の移封により親戚が当地に多いのかは判りませんが、近隣のマンションには東北ナンバーの車が何台も常駐するようになりました。
 自分の職場にも被災地から一家で引越しをしてきたメンバーが加わっています。
 2012年3月現在も節電を掲げ照明を落として営業する店舗も多く、震災の記憶が定着しつつありますが日々記憶が薄れていくことも否めません。
 徐々に被災地の復興が始まっているとは云え、瓦礫の受け入れ問題、放射能除染、雇用対策などまだまだ問題が山積されておりまだまだ終わりが見えていません。
 本日はテレビ各局で震災関連の特集が組まれていますが、単なる事象の羅列や政府の対応批判だけに留まらず未来に繋がる内容を期待したいところです。
 末尾になりましたが被害に遭われた方々のみならず、被害に心を痛めた方全てに安心の日が一日でも早く訪れることを祈念したいと思います。
 
 
 
 
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ローメンこぼれ話(PG-18相当) [風景など]

 ローメン、当駄ブログでこの捉え所の無い喰べ物を紹介してきたが、未だその全貌は掴めていない。
 御覧になっていただいている方々もローメンを他人に説明するときに途方に暮れてしまうのではないかと案じられる。
 数年前のある調査で上伊那一円でローメンを提供する店舗は100軒近くと見積もられていた。
 この調査結果が正しければ当駄ブログで6割程度(アップしていないレポートを含めて)はカバーできているようだが、まだまだ未知のローメンが眠っているようだ。
 ここ数年の不況の折、新店舗の開店、老舗の閉店といった店舗の入れ替わりが激しくなっているため現時点でのローメンの実態を把握することは非情に困難と言わざるを得ない。
 今までは伊那市公認のローメンズクラブの店舗を中心に紹介してきた。パンフレット、ホームページが整備されているのでローメンズクラブ加盟店に関しての調査は容易だ。
 ローメンズクラブに属していなくても店外にローメンの看板や幟がある店舗も多いのでこれらも調査し易いが、問題はその他の店である。
 中華料理屋、食堂、レストランなどにもローメンがあるのはまあ理解できる。
 酒のつまみにする人も多いので居酒屋、バーにもローメンが潜んでいる。
 また、寿司屋や喫茶店にもローメンがあり油断ができない。
 更に悩まされるのがローメンをメニューに載せておらず常連客のみに提供、或いは頼むと作ってくれる店の存在で、これらは口コミに頼らざるを得ない。
 自分は酒を飲まない訳では無いのだが呑みに行く機会に乏しく、バー等のローメンが手薄になっているのが気になっていた。
 某日午後仕事もロクにせずK氏とローメン談義。K氏は仙石の情報を提供してくれた御仁で主として松本方面の斥候を担っていただいている。昆虫食にも造詣が深く、昆虫の生食もOKなクールガイである。
 ここのところローメンに興味を持ったようで何軒か喰べに行っているようだ。
 そこにたまたま今年の新人クンが現れたので、チョッカイを出して見た。「ローメンって喰べたことある?」新人クンは京都の出身なので未体験かと思っていたら「ありますよー。」「何処で喰べはったん?」とインチキくさい京都弁で聞くと「山の神ですー。」「そら、よろしおましたな。せやけどアレはほとんど焼きソバに近いどすえー、ほんまもんのローメンとはよう言わはりまへん。」「えーと、あと伊那北駅の近くのCというバーでも喰べましたー」「バー?」
 ここで突然場の雰囲気が豹変。和やかな新人との談笑の場が非情の尋問の場へと変貌する。Kさんが荒々しく新人クンを椅子に突き飛ばして座らせる。右手で新人クンの胸ぐらを掴み、左手で卓上のスタンドライトを引き寄せ最大光量で顔に向ける。「何するんですかー。眩しいですよー。止めて下さいー。」「詳しく教えろ、若いネーチャンは何人くらい居るんだ!!、雰囲気はどうだったんだ?」
 Kさん、それ違う。ローメンのこと聞いてよ。
「他のセクションの人たちに連れられて行ったので良く判りませんー。2次会か3次会で行ったので夜遅くてローメンは出前で外から運ばれて来てましたー」
 この証言で心当たりがあった。
 ローメンを扱う店舗では出前はしていなくても持ち帰りのできるところが多い。
 バー「C」のすぐ向かいに深夜まで営業しているローメンの有名店があるのでそこに取りに行ったのだろう。
 後日店で女将にこの話をすると「深夜にローメン出してるのこの辺ではウチだけだからねぇ、ローメンだけじゃなくて餃子や他のものもテイクアウトしてるのよ。」
 やはりそうだった。新たなローメンの発掘かと思ったが残念。
(少しフィクションが混ざっています。もちろん、新人クンからは普通に聞き出してますのでご安心を。)
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