廣女屋 春の宴会料理 [宴会料理]
廣女屋で職場の新年会が行われた。
久しぶりの廣女屋での開催。
豚嫁の機嫌が何故か良かったので送って貰えた。
引き戸を開けて小路を通り玄関に至ると和服姿の女将達が出迎えてくれる。
この辺りは如何にも高級料亭に来たと思わせてくれる演出だ。
ブヨブヨっと二階に上がるといつもながら集まりが悪い。
3割程しか席が埋まっていない。
幹事が先に始めていてくれというので適当に宴会開始。
覆紙をとると八寸が用意されていた。
手前から時計回りに、数の子は醤油味で削り節と柚子皮で風味付されていた。
厚焼き玉子は甘めの味付け。ガラスの小鉢には厚切りの鮭とトマトのマリネ。肉厚のしいたけは炙ってある。
中央はラッキョウ。
ビールで乾杯しつつ料理をガヒッガヒッと摂取していく。
ここのグラスは小さくて100cc位しか容量が無い。
以前副所長が店で一番大きいグラスを出してくれと頼んだら120cc位の容量の物が出てきたことがある。
あまり飲んで騒ぐんじゃないよ、という店側からのメッセージなのかも知れぬ。
箸とセットで蟹用フォークが用意されているが、中央の飾りを見るとどう見ても海老だよなぁ、これは。
もしかして海老が出るん?と訝しむ。
程無くして予定者の6割程が揃った。
何故か喰前酒がここで出てくる。
梅酒で仲居たちが乾杯用にどうぞと配って回る。
受け取った隣の御仁がウメー!!!(残念ながら駄洒落ではないです)とか言いながら早速飲んでしまう......乾杯用と言ってたでしょうが。
所長の挨拶は短目で乾杯の発声は副所長。
この御仁はいつもグダグダな長い挨拶をするのだが今日はいつもの1/5程度のボリュームで何の前触れも無く突然「かんぱーい!!!!」となった。
長い挨拶を予期して身構えていた一同は一斉に拍子抜けしてしまった。
鍋はおでん。女将が廣女屋特製おでんですよ、と言ってコンロの固形燃料に着火していく。
暫くすると出汁の良い香りが漂い出した。
ネタは卵、鰯のつみれ、大根、竹輪、蛸、蒟蒻。芥子を付けていただく。
蛸は柔らかく処理されていて御老体でも安心。
出汁は濃い目で少し甘目の味付け。酒のアテにはこの方が良い。
御造りはボタンエビ、真鯛、雲丹。雲丹は良いものを使っているようで旨い。
あしらいの穂紫蘇も良い香りだ。
茹でズワイガニが来た。やはり海老ではなく蟹だった。
一同無口になってフォークで蟹の身をほじくる。
自分の隣は呑み助のグループで日本酒を注文して盛り上がっている。
辰野町の酒蔵小野酒造店の夜明け前。
結構甘口。
(夜明け前というと彼の島崎藤村の同名の小説を連想する。冒頭の 「木曽路はすべて山の中である。」の一節は知っている方も少なくなかろう。島崎藤村は中山道馬籠宿の生まれでここは以前は長野県木曽郡山口村だったが2005年岐阜県中津川市に編入となった。ん?辰野町との関係は一体?)
焼き物が来た。
笹を剥ぐと柳鰈の一夜干し。
適度に脂が乗っておりいい感じ。
付け合せの切干大根と人参も結構美味しい。
お次はグラタン。ちょっと意表を突かれた。
具は海老、帆立の貝柱、ブナシメジ。
濃厚な味付けで思っていたより腹に貯まる。
夜明け前を飲み尽くし次のというか4本目くらいの注文。
地元の伊那市高遠の酒蔵、黒松仙穣を提案したが、女将にまかせたら同じ伊那市の酒座宮島 信濃錦 無垢之酒になった。
こちらはうって変って辛口。自分はこちらの方が好み。
同じ蔵の芳醇純米酒が全日空(ANA)の国際線で提供されているので飲んだ事のある方もいるかも知れない。
牛肉はタタキ風でポン酢でさっぱりといただく。
まだ空席のところの料理一組。
最後までこなかったらお土産にして貰おう。
掻揚みたいなのを配っているなぁと思っていたが、いざ目の前にくると焼きおにぎりだった。
刻んだ大葉(紫蘇)の風味と胡麻が香ばしい。
付け合せの沢庵漬けをポリポリ齧りつついただく。
〆はプリン。というかプリン・ア・ラ・モードか。
甘さは控えめでカラメルはビターなアダルト仕様。
女性2:男性8位の比率の参加者だが黙々と喰べる。
一人くらいは「男がプリンなんか喰えるかっ!!」っと声を荒げる気骨のある日本男児がいても良さそうだが.......。
勿論代わりに喰べてあげる心構えはできている。
無事に宴会も終わり帰路に着く。
久しぶりの廣女屋での開催。
豚嫁の機嫌が何故か良かったので送って貰えた。
引き戸を開けて小路を通り玄関に至ると和服姿の女将達が出迎えてくれる。
この辺りは如何にも高級料亭に来たと思わせてくれる演出だ。
ブヨブヨっと二階に上がるといつもながら集まりが悪い。
3割程しか席が埋まっていない。
幹事が先に始めていてくれというので適当に宴会開始。
覆紙をとると八寸が用意されていた。
手前から時計回りに、数の子は醤油味で削り節と柚子皮で風味付されていた。
厚焼き玉子は甘めの味付け。ガラスの小鉢には厚切りの鮭とトマトのマリネ。肉厚のしいたけは炙ってある。
中央はラッキョウ。
ビールで乾杯しつつ料理をガヒッガヒッと摂取していく。
ここのグラスは小さくて100cc位しか容量が無い。
以前副所長が店で一番大きいグラスを出してくれと頼んだら120cc位の容量の物が出てきたことがある。
あまり飲んで騒ぐんじゃないよ、という店側からのメッセージなのかも知れぬ。
箸とセットで蟹用フォークが用意されているが、中央の飾りを見るとどう見ても海老だよなぁ、これは。
もしかして海老が出るん?と訝しむ。
程無くして予定者の6割程が揃った。
何故か喰前酒がここで出てくる。
梅酒で仲居たちが乾杯用にどうぞと配って回る。
受け取った隣の御仁がウメー!!!(残念ながら駄洒落ではないです)とか言いながら早速飲んでしまう......乾杯用と言ってたでしょうが。
所長の挨拶は短目で乾杯の発声は副所長。
この御仁はいつもグダグダな長い挨拶をするのだが今日はいつもの1/5程度のボリュームで何の前触れも無く突然「かんぱーい!!!!」となった。
長い挨拶を予期して身構えていた一同は一斉に拍子抜けしてしまった。
鍋はおでん。女将が廣女屋特製おでんですよ、と言ってコンロの固形燃料に着火していく。
暫くすると出汁の良い香りが漂い出した。
ネタは卵、鰯のつみれ、大根、竹輪、蛸、蒟蒻。芥子を付けていただく。
蛸は柔らかく処理されていて御老体でも安心。
出汁は濃い目で少し甘目の味付け。酒のアテにはこの方が良い。
御造りはボタンエビ、真鯛、雲丹。雲丹は良いものを使っているようで旨い。
あしらいの穂紫蘇も良い香りだ。
茹でズワイガニが来た。やはり海老ではなく蟹だった。
一同無口になってフォークで蟹の身をほじくる。
自分の隣は呑み助のグループで日本酒を注文して盛り上がっている。
辰野町の酒蔵小野酒造店の夜明け前。
結構甘口。
(夜明け前というと彼の島崎藤村の同名の小説を連想する。冒頭の 「木曽路はすべて山の中である。」の一節は知っている方も少なくなかろう。島崎藤村は中山道馬籠宿の生まれでここは以前は長野県木曽郡山口村だったが2005年岐阜県中津川市に編入となった。ん?辰野町との関係は一体?)
焼き物が来た。
笹を剥ぐと柳鰈の一夜干し。
適度に脂が乗っておりいい感じ。
付け合せの切干大根と人参も結構美味しい。
お次はグラタン。ちょっと意表を突かれた。
具は海老、帆立の貝柱、ブナシメジ。
濃厚な味付けで思っていたより腹に貯まる。
夜明け前を飲み尽くし次のというか4本目くらいの注文。
地元の伊那市高遠の酒蔵、黒松仙穣を提案したが、女将にまかせたら同じ伊那市の酒座宮島 信濃錦 無垢之酒になった。
こちらはうって変って辛口。自分はこちらの方が好み。
同じ蔵の芳醇純米酒が全日空(ANA)の国際線で提供されているので飲んだ事のある方もいるかも知れない。
牛肉はタタキ風でポン酢でさっぱりといただく。
まだ空席のところの料理一組。
最後までこなかったらお土産にして貰おう。
掻揚みたいなのを配っているなぁと思っていたが、いざ目の前にくると焼きおにぎりだった。
刻んだ大葉(紫蘇)の風味と胡麻が香ばしい。
付け合せの沢庵漬けをポリポリ齧りつついただく。
〆はプリン。というかプリン・ア・ラ・モードか。
甘さは控えめでカラメルはビターなアダルト仕様。
女性2:男性8位の比率の参加者だが黙々と喰べる。
一人くらいは「男がプリンなんか喰えるかっ!!」っと声を荒げる気骨のある日本男児がいても良さそうだが.......。
勿論代わりに喰べてあげる心構えはできている。
無事に宴会も終わり帰路に着く。
punchiti さん、こんにちは。
グラスで懸垂している女子、どなたですか?
by wattana (2013-06-09 16:12)
wattanaさん。こんにちわ。
彼女はコップのフチ子さんです。
ゲームセンターのプライズで入手してきました。
気味悪がられない程度に出現させています。
by punchiti (2013-06-10 13:43)
途中まで空席だったところは、このあといらっしゃったのでしょうか。
このお料理をお土産にできたら
奥さまもきっとpunchitiさんを送って行かれた甲斐があったでしょうねぇ。
by hatsune (2013-06-13 02:15)
hatsuneさん。こんにちわ。
最後まで若干名の不参加者がいたのでちょっと持ち帰りしてしまいました。
プリンは持ち替えりが駄目(ドギーバッグの形状のため)でしたが、家で見せたら肉の類は瞬殺でした。
たまには料亭でいただくのもいいものだと思いました。
by punchiti (2013-06-13 12:26)