おやきを喰べよう(第1.7回) [みやげもの]
年末年始には指定日に喰べる特別なメニューがある。
12月31日の年越し蕎麦、1月1日の雑煮、1月7日の七草粥は全国的にもポピュラーとなっている。
最近だと年明け饂飩を広めようと関連各社がキャンペーンを展開していたりするね。
ついでながら平成生まれのオッサン(もとへ、ナイスミドル)はおせちも良いけどカレーもネッ!のフレーズ(確か最初はおせちに飽きたらという言葉だったがクレームが入ったとか聞いた記憶がある)を思い出した。
信州では地域差もあるが1月2日にとろろ汁を喰べる。
忘れてはならないのは1月5日の年玉おやきだ。
元々信州ではおやきを決まった日に喰べる習慣がある。
それぞれに謂れがあり地域毎に差異があったのだが、近年正式に「おやきを食す日」が信州おやき協議会によって制定された。
これに違反すると罰則があり、最低でも罰金~禁固、著しく素行不良の場合は懲役に処せられる場合もあるので注意が必要だ。
おやきを喰べる日は家庭のみならず飲食店でもおやきが提供される。
コンビニエンスストアもこれらの日にはお握りやお弁当が全く売れなくなるので、最近はおやきの試験販売を始めたチェーンが現れた。
肉まんのバリエーションのような生地で信州人にとっておやきらしさは少なく思う。
今後市民権が得られるかどうか未知数の部分があるね。
だが好評であればお握りコーナーにおやきがずらりと並ぶ光景がいずれ見られるようになるだろう。
平日であれば学校給食も、更に聞いた話だと病院の給食も3喰ともおやきとなり、普通のおやきを喰べられない患者さんには特別に流動食タイプのおやきが用意されるそうだ。
職場でも次の日にどんなおやきを喰べたかが話題の中心になる。
何らかの事情でおやきを喰べられなかった場合は暫く肩身の狭い思いをしなければならない。
職種によっては始末書の提出が義務付けになっている職場も少なくない。
一昔前だと近所の煩型のおばさんやおじさんが家々を廻ってちゃんとおやきを喰べているか確認に来たものだ。
拍子木を鳴らしながら「おやき喰っただか~~?、忘れでるご(子)いねがー?」と確認する声が懐かしく思い出され............どこの信州だ?これは。
というわけで兎に角知らないところでおやきを食す日が制定されており第1回は1月5日の年玉おやきということで早速捕獲しに向かう。
年玉おやき提供店は長野市の店が多い。
長野市はたまに行くのだが自分の運転で行くのはちょっとなぁ......。
松本市の居住歴が長いので城下町ならではの碁盤の目のような区画の方が慣れている。
ところが長野市は駅を中心に放射状に道路が設置されておりどうも馴染めない。
販売店のリストを検分すると道の駅おがわでも販売があるのでこっちにしましょう。
オリンピック道路(大町-長野線)で往復400円は痛いが止むを得ん。
道の駅おがわの入り口にはポスターが貼られていた。
店内に入ると年玉おやきは紅白で中身は餡子で提供。
野沢菜とか茄子とか全てのおやきがそうなるのかと思っていたが違った。
小学校の運動会で貰った紅白の饅頭を思い出した。
年玉おやきと野沢菜、茄子を捕獲してきた。
ここのおやきは軽く焼いてから蒸すタイプで生地には重曹が加えられておりかなり饅頭に近い生地だ。
特に餡子だと目隠しで食べて正確におやきか饅頭か鑑別できる人間はそうはいまい。
見た目だと焼き色がついているので何とか判別可能。
貰ったチラシを見ると喰べ方にも作法があるようだ。
割ってみると白玉が中に忍ばせてある。
作法に従い無言で摂取。この部分は恵方巻きをえほう....いや違った....模倣しているような気がする。
豚嫁は説明したにも関わらずいつものごとくギャアギャア騒ぎながら喰べる。
ついでに野沢菜。
古漬けの野沢菜(少し酸味が出る)が具で,野沢菜単独ではなく人参、葱が入っており味噌味で調味されているちょっと中南信では見かけないタイプ。
茄子も味噌味。こちらはオーソドックスな味付け。
今回チラシを貰って道の駅おがわのおやきのラインナップが確認できた。
野沢菜、大根、キャベツミックス、なす、あんこ、ニラ、青菜、ミックスマヨネーズ、かぼちゃ、かぶ、かぼちゃマヨネーズ、いんげん、おから、紫米粉あんこ、のびろがあるようだ。のびろは山菜の一種で野蒜という呼び方の方が一般的かも。
住所:長野県上水内郡小川村大字高府1502-2
TEL:026-269-3262(Fax:026-269-2912)
営業時間:09:30~19:30
定休日:毎週火曜日
備考:おやきは全国発送可能
(営業時間、定休日等は変更になっている場合もあります。)
12月31日の年越し蕎麦、1月1日の雑煮、1月7日の七草粥は全国的にもポピュラーとなっている。
最近だと年明け饂飩を広めようと関連各社がキャンペーンを展開していたりするね。
ついでながら平成生まれのオッサン(もとへ、ナイスミドル)はおせちも良いけどカレーもネッ!のフレーズ(確か最初はおせちに飽きたらという言葉だったがクレームが入ったとか聞いた記憶がある)を思い出した。
信州では地域差もあるが1月2日にとろろ汁を喰べる。
忘れてはならないのは1月5日の年玉おやきだ。
元々信州ではおやきを決まった日に喰べる習慣がある。
それぞれに謂れがあり地域毎に差異があったのだが、近年正式に「おやきを食す日」が信州おやき協議会によって制定された。
これに違反すると罰則があり、最低でも罰金~禁固、著しく素行不良の場合は懲役に処せられる場合もあるので注意が必要だ。
おやきを喰べる日は家庭のみならず飲食店でもおやきが提供される。
コンビニエンスストアもこれらの日にはお握りやお弁当が全く売れなくなるので、最近はおやきの試験販売を始めたチェーンが現れた。
肉まんのバリエーションのような生地で信州人にとっておやきらしさは少なく思う。
今後市民権が得られるかどうか未知数の部分があるね。
だが好評であればお握りコーナーにおやきがずらりと並ぶ光景がいずれ見られるようになるだろう。
平日であれば学校給食も、更に聞いた話だと病院の給食も3喰ともおやきとなり、普通のおやきを喰べられない患者さんには特別に流動食タイプのおやきが用意されるそうだ。
職場でも次の日にどんなおやきを喰べたかが話題の中心になる。
何らかの事情でおやきを喰べられなかった場合は暫く肩身の狭い思いをしなければならない。
職種によっては始末書の提出が義務付けになっている職場も少なくない。
一昔前だと近所の煩型のおばさんやおじさんが家々を廻ってちゃんとおやきを喰べているか確認に来たものだ。
拍子木を鳴らしながら「おやき喰っただか~~?、忘れでるご(子)いねがー?」と確認する声が懐かしく思い出され............どこの信州だ?これは。
というわけで兎に角知らないところでおやきを食す日が制定されており第1回は1月5日の年玉おやきということで早速捕獲しに向かう。
年玉おやき提供店は長野市の店が多い。
長野市はたまに行くのだが自分の運転で行くのはちょっとなぁ......。
松本市の居住歴が長いので城下町ならではの碁盤の目のような区画の方が慣れている。
ところが長野市は駅を中心に放射状に道路が設置されておりどうも馴染めない。
販売店のリストを検分すると道の駅おがわでも販売があるのでこっちにしましょう。
オリンピック道路(大町-長野線)で往復400円は痛いが止むを得ん。
道の駅おがわの入り口にはポスターが貼られていた。
店内に入ると年玉おやきは紅白で中身は餡子で提供。
野沢菜とか茄子とか全てのおやきがそうなるのかと思っていたが違った。
小学校の運動会で貰った紅白の饅頭を思い出した。
年玉おやきと野沢菜、茄子を捕獲してきた。
ここのおやきは軽く焼いてから蒸すタイプで生地には重曹が加えられておりかなり饅頭に近い生地だ。
特に餡子だと目隠しで食べて正確におやきか饅頭か鑑別できる人間はそうはいまい。
見た目だと焼き色がついているので何とか判別可能。
貰ったチラシを見ると喰べ方にも作法があるようだ。
割ってみると白玉が中に忍ばせてある。
作法に従い無言で摂取。この部分は恵方巻きをえほう....いや違った....模倣しているような気がする。
豚嫁は説明したにも関わらずいつものごとくギャアギャア騒ぎながら喰べる。
ついでに野沢菜。
古漬けの野沢菜(少し酸味が出る)が具で,野沢菜単独ではなく人参、葱が入っており味噌味で調味されているちょっと中南信では見かけないタイプ。
茄子も味噌味。こちらはオーソドックスな味付け。
今回チラシを貰って道の駅おがわのおやきのラインナップが確認できた。
野沢菜、大根、キャベツミックス、なす、あんこ、ニラ、青菜、ミックスマヨネーズ、かぼちゃ、かぶ、かぼちゃマヨネーズ、いんげん、おから、紫米粉あんこ、のびろがあるようだ。のびろは山菜の一種で野蒜という呼び方の方が一般的かも。
住所:長野県上水内郡小川村大字高府1502-2
TEL:026-269-3262(Fax:026-269-2912)
営業時間:09:30~19:30
定休日:毎週火曜日
備考:おやきは全国発送可能
(営業時間、定休日等は変更になっている場合もあります。)
こんばんは~!
今回の記事、どこからどこまでが本当のことで、
どこからどこまでがジョークなのかわからない……^^;。
「平成生まれのナイスミドル」はあり得ないけど……。
by NONNONオヤジ (2013-03-17 20:44)
NONNONオヤジさん。おはようございます。
自分でも訳が分からなくなってきました。
いろんな団体が販売アップを目指して記念日などを制定するのはどの業界でもやっていそうです。
NONNONオヤジさんのように世代が分かっている方には小ネタが理解していただけると思いますが、ほかの世代の方々に通用しているのか不安なところです。
by punchiti (2013-03-18 08:00)