みや川 唐揚げ定食（5個)

　ここは雑誌やブログ等で何回も紹介されているように巨大な鳥の唐揚げが名物の店。最後の晩餐は鳥の唐揚げと決めている自分としてはいつか行ってみたいと思っていた。御主人が高齢で臨時休業も多いようなので、今のうちに挑戦しておかないと万が一（失礼）の事があってはならじと思い立つ。
　4月下旬頃から何回か店の前を通ってみるものの「体調不良のためしばらくお休みします」の張り紙が店先に張られておりオアズケ状態。ゴールデンウイークも終盤になった頃張り紙がはずされているのを確認できたので突撃した。
　午前11時30分の開店と勘違いしており11時20分頃に店の前まで行ったのだがまだ準備中。女将さんに「まだだよ」と言われしばし外で待つこととした。ゴールデンウイーク前半と違って晴れの日が続き気温が上がってきているものの適度に風が吹いており心地よい。木陰で涼んでいると桜の芽が上から風に吹かれてパラパラと落ちてくる。風流じゃのぅなどと思っているとさりげなく青虫も何匹か落下してきており服にくっついていた。全く油断も隙も無いもんだ。
　営業中の札が出され入店、さすがにまだ誰も店内にいない。基本的にセルフサービスの店で注文も自分で紙に書いて女将さんに渡すシステム。事前にネット上で予習をしたおかげでスムーズに注文を通せた。

　もちろん唐揚げ定食（5個）をオーダーする。店主が揚げ物をしている音を耳にしつつ良い子でじっと待つ。しばらくするとライダー風のお客が入店、注文の仕方がわからず戸惑っているようなので、常連のフリをしつつ（ゴメンね）指南する。20分程待っていると味噌汁等の盛り付けが始まり、程無くして唐揚げ定食登場。

　写真だと意外と小さく見えるが直径10ｃｍ弱の茶色い塊が山積みになっているのは圧巻である。食べきれるかどうか不安になるが摂取開始。
　
　唐揚が大きいので感覚が狂うがご飯も丼に結構盛られている。割合固めの炊き上がりで自分的にはうれしい。唐揚げを割ってみたが割り箸が敢え無く折れてしまった。胸肉1枚を団子状に丸めて揚げているようで、味はオーソドックスな醤油味ベース。味は比較的薄目だが自分はマヨネーズ、七味、醤油等の追加をせずに摂取した。

　揚げたてで熱いので冷ましながらいただく。満腹感を感じる前に早食いでひたすら摂取、20分程で何とか撃破できた。先ほどのライダー風の方に軽くお褒めの言葉をいただいた。

　スパゲッティ、サラダも多めに添えられておりご飯が大盛りだとかなり厳しいかも。お持ち帰り用のビニール袋も用意されているので食べきれない場合は無理せずに唐揚げ以外を中心に食して、唐揚げはおみやげにするのが良さそう。安く腹いっぱい食べて欲しいという御主人の心意気が感じられ、無理せず末永く御元気に店を続けて欲しいものだ。

店舗情報
住所：長野県伊那市中央区中央5242-13
TEL： [phone]
営業時間： 12:00～14:00, 18:00～21:00
定休日： 火曜日

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※

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