梅乃枝餅

　ダラダラ且つ突然続く博多出張の続き。
　国体通りをブヨブヨと移動しているとこの屋台が目に入った。数年前の博多出張の時にも見た覚えがあり、ちょっと気になっていた。

　次の博多出張はいつになるか判らないし、捕獲してみましょう。
　梅ヶ枝餅は本来、大宰府名物で菅原道真公が大宰府に流された折に好物として喰べたとの伝承がある。
　本家は表面に梅の花の形の焼き跡があるのが特徴だ。大宰府では梅ヶ枝餅協同組合が名称、形態を管理しているが、これは梅乃枝餅と表記され梅の花の焼き跡も無いので、厳密にはなんちゃって梅ヶ枝餅になるのだろう。

　餅で餡子を包んで焼いたお菓子で焼きあがりはパリッとしている。

　熱々のところを持ち帰る。

　諸事情で持ち帰ってかなり時間が経ってから賞味したのでちょっと柔らかくなっていた。焼きたても機会があれば喰べてみたいところだ。

　表面には狐色の焼き色。

　中の餡子は粒餡で甘さ控え目。皮は薄くモチモチした感じではなく、しっかりと揚げた春巻きの皮のような喰感。

　素朴な味わいな御菓子でこういうものは時代に迎合することなく販売を続けて欲しいと願う。