ニューオータニ 立喰パーティー(2012)(前編) [宴会料理]
皆様あけましておめでとうございます( ←時期はずし過ぎ)本年もよろしくお願い申し上げます。
2013年最初の記事は少しでも豪華な物で行きたいと思います。
ニューオータニで開催された某社の立喰パーティーに潜入。
大規模なパーティーで会場には人が徐々に入室してくる。
乾杯までの時間を利用して、会場内を偵察。
メイン喰材の前にスペースを確保する。
やや冗長な乾杯前の挨拶が終わり一斉に参加者が動き出す。
最近のオッサン(もとへ、ナイスミドル)の乾杯はウイスキーの水割りで始めることが多い。
飲み物は会場に入るときに入り口で選ぶ。
ウイスキーの水割り、ワイン、烏龍茶、オレンジジュース等が定番。
ワインを手に取る人も多いが、最初の一杯は飲み干すしネェ。
少しでもアルコール濃度の薄そうなものを選んでいる。
ビールでも良いんだけどね。ビールは会場内の卓上に置いてあるので注いだり注がれたりがちょっと鬱陶しい。
参加者の数が多いので全料理制覇は無理だろうと判断し、事前リサーチで狙った料理に的を絞って仕留めることとした。
並ぶ系の代表、しーすーも初期にはパス。後半にチャンスがあれば狙ってみても良かろう。
御造りは豪勢に伊勢海老と生鮪の姿造り。
伊勢海老は見た目は豪華だが純粋に刺身としては甘海老や牡丹海老等の方が美味しいように思う。
でも、ウハウハといただいてしまうよね。伊勢海老万歳!!
今日の主役の一つお肉さん。
「取り合わせローストバラエティーシェフサービス仕立て ~ビーフ、ポーク、仔羊、徳島名産阿波尾鶏、ラタトウィユ、秋茸のフリカッセとマロン、ポテトグラタン~」
肉の塊を切っているところを見るのは楽しいね。
阿波尾鶏は徳島名産の地鶏で名古屋コーチンや比内地鶏を押さえて出荷量日本一の品種だそうだ。
豚さんの塊も妖しい魅力で誘惑してくる。
ラムの香草焼きがありました。
以前も触れたが羊料理の出来具合でそのレストランの格が判る。
付け合せはタイトルの通り。フリカッセというのはフランス料理での煮込み料理の一つ。炒めた玉葱をベースにすることが多い。焦がさぬ様にして白い色合を保つのが必要でチキンが良く具材になる。自分の知っているフリカッセとちょっと印象が違うが表示の通りなのだろう。
ソースは手前のグレヴィーソースとマディラ酒を加えたソースの二種。
マディラ酒入りの方が少し甘味があり自分好み。
さて、お肉ちゃんと対面。
ラム肉のロゼ色を是非みていただきたい。
柔らかく調理された肉に噛り付くと肉汁と共に芳香が口中に広がる。
羊肉は独特の香気が苦手と云う方も多かろうが、肉には大なり小なり特有の匂いがあるのだ。
豚肉や牛肉などは単に慣れているだけなのだ。
羊の風味がこの料理には必要不可欠なスパイスの一つであることに今更ながら気付かされる。
お好み蕎麦はナメコ卸、油揚、山菜、刻み海苔、刻み葱などを好きに載せていただく。冷製。
「真鯛のアンクルート シャンパーニュソース」
フランス料理の名作の一つで要するにパイ包み焼き。
オリジナルは鱸だが、鯛のも良く見かけるね。
提供が始まったので貰ってきた。付け合せはドライトマトと莢隠元。
シャンパンを使ったソースも最近の流行だ。
淡白な鯛の身にほんのりと甘いソースが華を添える。
また丸のままの魚がある。
「冷製 温製 薫煙香るスモークサーモンカーヴィングサービス 特製野菜のマリネ」
喰べ比べの趣向。温製の方は身が柔らかく焼き魚とスモークサーモンの中間の感じ。温製の方を好む人も少なくないだろう。
シン(thin)スライスの玉葱のマリネ、ケッパーを散らしていただく。
他の付け合せは上述の如く野菜のマリネ。
何か揚げてるねぇ。
料理前の札には魚フライと書かれているが聞いて見ると鳴門の鯛の擂り身をフライにしているとのこと。
手際良く調理されているのを見つつ捕獲。
カツサンドとカツカレーでの提供。
ピクルス旨し。
雰囲気に釣られて御飯的な物を前半に摂取してしまった。
しまった。急激に動きが鈍ってきた気がする。
しょうがないのでこのまましーすーの捕獲に移る。行列も大分佩けてきたしね。
しーすーは銀座 久兵衛が屋台を3箇所に設置。ネタはどこも同じみたい。
銀座 久兵衛はニューオータニにもテナントとして入っている。
御存知かも知れないがパーティーでの鮨の屋台は独特の処理の仕方をする。
皿1枚に5貫位の鮨が盛り付けられているが皿を一枚ずつ仕上げていく訳ではないのだ。
大量に鮨を握るための工夫で一つのネタを何貫か続けて握って、次のネタに移る。
これはネタの匂いが次の鮨に移るのを避ける目的があるのだろう。
一貫毎にネタを変えて握るとその都度手を拭くことになりロスタイムが生じる。
従って数枚の皿が同時に仕上がるので行列が断続的に進む。
勿論一人で2枚とか3枚とか皿を取っていく人もいるので見込み通りとは行かないのだが。
また、上述の遣り方のため自分の好みのネタが皿上に無い場合がある。
列が空いていれば好みのネタを入れて貰う事もできるが、序盤は効率優先で忙しかろうと出来上がっている皿を捕獲してきた。
結果、鮪赤身、スルメ烏賊、玉子、穴子、蒸し海老を入手。
パーティー用にやや小振りの握り。ガリも美味しいね。
喰べそびれた小鉢達も写真のみ供覧。
茄子、厚揚げ、人参、牛蒡、莢隠元の炊き合わせ。
松茸と鯛、焼き豆腐、葱、白菜、若布を出汁でサッと煮て小鉢にしてある。紅葉卸と浅葱をかけポン酢でいただく。
茶碗蒸しは色合から察するに雲丹入り。上に餡が張ってある。
これ喰べとけば良かった。
御飯的な物で鈍った体をリセットすべくスイーツコーナーを攻めに行こう。
後編へ続く。
2013年最初の記事は少しでも豪華な物で行きたいと思います。
ニューオータニで開催された某社の立喰パーティーに潜入。
大規模なパーティーで会場には人が徐々に入室してくる。
乾杯までの時間を利用して、会場内を偵察。
メイン喰材の前にスペースを確保する。
やや冗長な乾杯前の挨拶が終わり一斉に参加者が動き出す。
最近のオッサン(もとへ、ナイスミドル)の乾杯はウイスキーの水割りで始めることが多い。
飲み物は会場に入るときに入り口で選ぶ。
ウイスキーの水割り、ワイン、烏龍茶、オレンジジュース等が定番。
ワインを手に取る人も多いが、最初の一杯は飲み干すしネェ。
少しでもアルコール濃度の薄そうなものを選んでいる。
ビールでも良いんだけどね。ビールは会場内の卓上に置いてあるので注いだり注がれたりがちょっと鬱陶しい。
参加者の数が多いので全料理制覇は無理だろうと判断し、事前リサーチで狙った料理に的を絞って仕留めることとした。
並ぶ系の代表、しーすーも初期にはパス。後半にチャンスがあれば狙ってみても良かろう。
御造りは豪勢に伊勢海老と生鮪の姿造り。
伊勢海老は見た目は豪華だが純粋に刺身としては甘海老や牡丹海老等の方が美味しいように思う。
でも、ウハウハといただいてしまうよね。伊勢海老万歳!!
今日の主役の一つお肉さん。
「取り合わせローストバラエティーシェフサービス仕立て ~ビーフ、ポーク、仔羊、徳島名産阿波尾鶏、ラタトウィユ、秋茸のフリカッセとマロン、ポテトグラタン~」
肉の塊を切っているところを見るのは楽しいね。
阿波尾鶏は徳島名産の地鶏で名古屋コーチンや比内地鶏を押さえて出荷量日本一の品種だそうだ。
豚さんの塊も妖しい魅力で誘惑してくる。
ラムの香草焼きがありました。
以前も触れたが羊料理の出来具合でそのレストランの格が判る。
付け合せはタイトルの通り。フリカッセというのはフランス料理での煮込み料理の一つ。炒めた玉葱をベースにすることが多い。焦がさぬ様にして白い色合を保つのが必要でチキンが良く具材になる。自分の知っているフリカッセとちょっと印象が違うが表示の通りなのだろう。
ソースは手前のグレヴィーソースとマディラ酒を加えたソースの二種。
マディラ酒入りの方が少し甘味があり自分好み。
さて、お肉ちゃんと対面。
ラム肉のロゼ色を是非みていただきたい。
柔らかく調理された肉に噛り付くと肉汁と共に芳香が口中に広がる。
羊肉は独特の香気が苦手と云う方も多かろうが、肉には大なり小なり特有の匂いがあるのだ。
豚肉や牛肉などは単に慣れているだけなのだ。
羊の風味がこの料理には必要不可欠なスパイスの一つであることに今更ながら気付かされる。
お好み蕎麦はナメコ卸、油揚、山菜、刻み海苔、刻み葱などを好きに載せていただく。冷製。
「真鯛のアンクルート シャンパーニュソース」
フランス料理の名作の一つで要するにパイ包み焼き。
オリジナルは鱸だが、鯛のも良く見かけるね。
提供が始まったので貰ってきた。付け合せはドライトマトと莢隠元。
シャンパンを使ったソースも最近の流行だ。
淡白な鯛の身にほんのりと甘いソースが華を添える。
また丸のままの魚がある。
「冷製 温製 薫煙香るスモークサーモンカーヴィングサービス 特製野菜のマリネ」
喰べ比べの趣向。温製の方は身が柔らかく焼き魚とスモークサーモンの中間の感じ。温製の方を好む人も少なくないだろう。
シン(thin)スライスの玉葱のマリネ、ケッパーを散らしていただく。
他の付け合せは上述の如く野菜のマリネ。
何か揚げてるねぇ。
料理前の札には魚フライと書かれているが聞いて見ると鳴門の鯛の擂り身をフライにしているとのこと。
手際良く調理されているのを見つつ捕獲。
カツサンドとカツカレーでの提供。
ピクルス旨し。
雰囲気に釣られて御飯的な物を前半に摂取してしまった。
しまった。急激に動きが鈍ってきた気がする。
しょうがないのでこのまましーすーの捕獲に移る。行列も大分佩けてきたしね。
しーすーは銀座 久兵衛が屋台を3箇所に設置。ネタはどこも同じみたい。
銀座 久兵衛はニューオータニにもテナントとして入っている。
御存知かも知れないがパーティーでの鮨の屋台は独特の処理の仕方をする。
皿1枚に5貫位の鮨が盛り付けられているが皿を一枚ずつ仕上げていく訳ではないのだ。
大量に鮨を握るための工夫で一つのネタを何貫か続けて握って、次のネタに移る。
これはネタの匂いが次の鮨に移るのを避ける目的があるのだろう。
一貫毎にネタを変えて握るとその都度手を拭くことになりロスタイムが生じる。
従って数枚の皿が同時に仕上がるので行列が断続的に進む。
勿論一人で2枚とか3枚とか皿を取っていく人もいるので見込み通りとは行かないのだが。
また、上述の遣り方のため自分の好みのネタが皿上に無い場合がある。
列が空いていれば好みのネタを入れて貰う事もできるが、序盤は効率優先で忙しかろうと出来上がっている皿を捕獲してきた。
結果、鮪赤身、スルメ烏賊、玉子、穴子、蒸し海老を入手。
パーティー用にやや小振りの握り。ガリも美味しいね。
喰べそびれた小鉢達も写真のみ供覧。
茄子、厚揚げ、人参、牛蒡、莢隠元の炊き合わせ。
松茸と鯛、焼き豆腐、葱、白菜、若布を出汁でサッと煮て小鉢にしてある。紅葉卸と浅葱をかけポン酢でいただく。
茶碗蒸しは色合から察するに雲丹入り。上に餡が張ってある。
これ喰べとけば良かった。
御飯的な物で鈍った体をリセットすべくスイーツコーナーを攻めに行こう。
後編へ続く。
豪勢なぱーちーですね(*^_^*)
このお料理、ゆっくり座っていただけたらいいですねぇ。
ラム肉美味しそうっ♪ ラム肉にはやっぱりワインが欲しいですっ♪
by hatsune (2013-02-28 18:26)
hatsuneさん。こんばんわ。
メインの料理は確かにゆっくり楽しみたいところです。
ラムには赤ワインかなと思いますが、料理を食べだすとあまり飲まずにストイックに食べるだけにしていました。今度機会があったらワインと一緒にいただいてみます。
by punchiti (2013-02-28 19:32)