SSブログ

ローメンパン(PG-18相当) [自作料理]

 この記事は公開して良いものか悩みに悩んだ。ローメンパンの開発を思いついてから完成までにかなりの年月が経ってしまったが、今でも試作に伴う困難や数々の挫折がありありと思い出される。このまま封印し続けておくのは勿体無い気が少ししてきたので解禁させていただくこととした。
 実はローメンパンなるものは過去にも存在していた。8年程前にみはらしファーム麦の家で販売されていたのだが、当時を知る販売員を探し出して(今も麦の家で販売担当してますが)話を伺うと「どうにもこうにも人気が無くてすぐ販売止めちゃったんです....」
 文献を紐解くと惣菜パンで良く見かける丸いソフトフランスパンの中にローメンが具として入れられていた。
 パンの中にローメンを入れるというアイディア自体は悪くない。またパンにすることで室内のみならず屋外でも気軽に楽しめるという利点は捨て難い。
 そこでローメンパンをモダンなスタイルにリニューアルし現代に甦らせるためのプロジェクトを開始した。
 具のローメンが外から見えるようにドッグのスタイルを採用。内部に入れるローメンは焼きそばタイプで人気の高いうしおを選定した。パンは最近話題の米粉入りのパンを入手。モチモチした喰感と白いヴィジュアルで婦女子にもアピールするのが狙いだ。
 材料を持ち帰りラボで調理に移る。パンに割を入れ慎重にローメンを移設していく。キャベツとラム肉は少しカットして載せやすくしている。精密作業に伴う息詰まる緊張の一時が過ぎ何とか完成に漕ぎ着けた。
IMG_7012.jpg
 通常のホットドックにはトマトケチャップとマスタードをかけるがこちらは酢と唐辛子を好みで使用する。
 ドッグの形式にしたことで手を汚さずに喰べることができ狙い通りだ。今回はPascoのパンを使用(ニシザワショッパーズでたまたまそれしか売っていなかった)したが雑穀を生地に練りこんだバリエーションがあったので高齢者や健康に配慮したい方にも喰い込めるだろう。見た目的にはヤキソバパンとパッと見の区別が付き難いのはまだ改良の必要があるかも知れない。「節子、それローメンパンやない。ヤキソバパンや。」この状況は避けたいところだ。

 また、自分が今最も懸念しているのはローメンパンがいじめの道具となってしまうことだ。パシリの定番「オマエ、学食でパン買って来い、ヤキソバパンな。」、このシチュエーションが「オマエ、伊那でパン買って来い、ローメンパンな。」に置き換えられてしまったらとんでもないことになる。上伊那のJR事情では午後の授業に間に合わないではないか。青少年への影響を恐れPG-18相当とさせていただいた。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。