とまり木 ローメン（普通盛り）

　6月4日は6(む)4(し)の日。そう、虫の...いや、蒸しに引っ掛けてローメンの日(ローメンの麺は蒸して乾燥させてある)である。ローメンズクラブ加入店ではローメンを400円（2010年度)で提供したり割引券を貰えたりする。職場では何故か殆ど知名度が無く、今日は何の日？と聞くと、地元出身者のくせに「わかんなーい」だとか「虫歯の日」（これはこれで正解だが)とか答えてくる。ローメンの日です!!!と力説しているのに「6はローで4はなんでメンなの？」などとまだ訳の判らぬことを言っている始末。県外からはわざわざこの日を狙ってローメンの食べ歩きに来る人もいる位なのに。ちなみに伊那小学校の給食はやはりローメンだった。
　さて、前置きが長くなったが、数日前よりローメンの日に備えて店の選定を進めてきた。リサーチの結果「幻のローメン」と呼称される、とまり木のローメンに決定。伊那市の重要なイベントのためか上司より本日は残業せずに現地調査に赴くべしとの業務(?)命令がおり、終業と同時に退社(実際は朝からローメン、ローメンと騒いでいたため呆れたらしい）。入船交差点から天竜川を越え伊那街道(361号線)を高遠に向かう。高遠郵便局の少し手前に共同駐車場がある。通りを一本入ると直ぐ店舗がある。


　店内はカウンターと小上がり。先客が数名。


　ローメンの超大盛りは何玉？と訪ねると今日は忙しいので普通盛りしか出せないのよとの由。普通盛り2人前で超大盛りと同じだからそれにしたら、と。今日は食べ歩き予定なので普通盛りに決定。女将さんが兄ちゃんなら２ついけるよ、大丈夫といっているが、自分小食ですから....まぁそういうことで。

　見ているとローメンの持ち帰りの注文がひっきりなしに入って女将さんが必死でローメンを作っている。調理場にはもう一人年配の御婦人がいて話し相手をして貰いつつ待つ。店内にニンニクの香りが漂うなか、15分ほど待ってローメン登場。


　結構量があり普通盛りにしておいてよかった。麺1.5玉くらいは優にありそうだ。

　肉は豚肉。スープは殆ど無い。麺はやや柔らかいが喰べやすい。ソースやニンニクは思ったより抑え目で味がまとまっている。汁なしで一見焼きそば風なのだが、ローメンの麺を使用し食感が異なるためか、焼きそばとはかなりテイストが違う。御行儀が悪いがソースを舐めてみると唐辛子とニンニクをベースにしたちょっと辛目の焼肉のタレ風。追加でソースをかけると少しピリ辛になる。

　卓上には七味唐辛子、ニンニクすりおろし、ソース、酢。折角なので少しずつかけてみるが、調味料をかけなくても普通に美味しい。会計時に割引券をいただいた。

　汁が殆ど無いのでテイクアウトもし易くて良い。

　ついでに服部製麺所。ローメンの父故伊藤和弌氏と服部製麺所の協力でローメン用の麺が完成に至った。現在もローメン用の麺が作られている。

店舗情報
住所：伊那市高遠町西高遠1829-4
TEL： [phone]
営業時間：18:00～23:00
定休日：月曜日
店のホームページ
http://www.inacci.or.jp/contents/meibutu/rohmen/member/tomarigi/tomarigi.html
高遠城址の桜の時期はやってないのよ～、夜逃げしてるからね～とのことです。

※定休日、営業時間は変更になっている可能性もあります。※

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